今回は、Unreal Engine上に撮影場所を用意し、撮影準備を行いました。また、撮影する際のオブジェクトに対するライティングを重要視して制作作業をしました。
一方で現在苦戦していることは、キャラクター用のモーションをUnreal Engine上にいる可不にインポートすることです。今後の展望として、動いている可不を撮影してPremiere Proに持っていこうと考えています。
前回の授業でのご指摘を参考にし、ビデオコンテを作成しながら実際に撮影してみて、撮影可能であるか常に確認しながら作業を進めることを念頭に置き、作業を行っていましたが、初めて触るUnreal Engineに苦戦してしまいました、、
【主に3つの進捗】
・撮影場所の用意、組み立て
・ライティング作業
・Unreal Engine上での映像撮影
【撮影場所】
組み立てた撮影場所は、「自分の部屋」と「学校の教室」です。
素材としてマーケットプレイスからアセットとして用意し、組み立てていきました。
作業自体の難易度はそんなに高いものではありませんが、組み立て終わるまでとても時間がかかる作業でした。ただ組み立てるだけではなく、物体個々の照り方などにも注目して、教室のリアルさを表現しました。
実際の映像がこちらです。
このように、オブジェクトを組み立てていきました。
だいぶ世界観ができている気がします!
・・・しかし、、
このままだと暗く、楽曲の雰囲気にも合わない、、
そこで、ライティング作業を行いました。下の画像がライティング後の教室です。
【ライティング】
上の画像と比べてどうでしょうか?
画像自体が暗いのであまり伝わりにくいですが、比較してみると段違いに明るく、昼間の時間帯を表せていると思います。
今回は「誰もいない夏の放課後」をイメージして制作しました。夕陽は出ていないが、微妙にオレンジ色の太陽光を表現してライティングを行いました。
ライティング作業で心掛けたことは、「Point Light」を使用して、可不に対して「3点照明」を意識したことです。
3点照明とは、「キーライト」「フィルライト」「バックライト(リムライト)」の3種類の照明で構成していき明るくしていく手法です。
画像をご覧いただくと、3つの豆電球のようなマークが、設置しているキーライト、フィルライト、バックライトです。
3点照明調整中の画像↓
ライティングを施した廊下
放課後感を出すために、廊下は薄暗く少しオレンジに
可不の部屋も、教室と同じ工程で組み立てていき、可不をインポートしてからライティング作業をしました。
ここまで撮影場所の準備が出来たら、次は撮影段階に入ります。
【映像撮影・構成】
次に、撮影準備と撮影するにあたり、はじめに何を撮るのか考えました。可不が教室にいるシーンに入るカットです。
実際にカメラを動かして撮影したものがこちらです。
前述したライティング作業も完了した状態で撮影しています。
工夫した点は、カメラ位置などの構成と、フォーカスを行った点です。
カメラ位置は、広い教室の奥行きを表現するために、窓際とカーテンの間を「放射線構図」になるよう意識しました。
また、フォーカスについては、手前のカーテンをぼかし、初めから可不に意識を集中させるようにしました。はじめは、カーテンにピントを合わせながら、可不が現れたら可不にピントをずらして合わせるという案も考えました。しかし放射線構図の焦点にピントを合わせて奥行き感を増し、最初に奥の方に目を合わせるよう仕向けることで自然と可不に目が行くようにしたいと考えました。
実際に撮影した、教室シーンでの最初のカット
【反省点と今後の展望】
最後に、現在苦戦している点についてです。
本授業で制作作業を開始してから唯一進んでいないこと、それはモーションをキャラクターにインポートすることです。インポート作業が想像以上に難しかったです、、
初めてのUEに苦戦し、謎のエラーだらけの日々となりました。
今回までの成果
・題材決めと世界観設定
・曲の制作(作詞作曲)、仕上げ
・ロケ地の組み立て
・撮影準備と、一部の撮影
今後の展望としては、インポート作業を無事に終えたのち、
・曲のイメージに合わせながら絵コンテを随時作る
・作った絵コンテに合わせて、撮影を行う
・編集ソフトで撮影した素材を組み合わせる
・適時エフェクトを付ける
これをやっていきます。
学期末までにできるところまで頑張ります!
以上が今回の成果です。
ご覧いただきありがとうございます!
コメント
コメントを投稿